学校周辺は歴史的遺産がたくさん~校外学習

本校は奈良市山陵(みささぎ)町という場所にあり、学校から歩いて行ける範囲内に、奈良時代の都「平城京」の遺跡を始めとしたたくさんの歴史的な遺産があります。本校では毎年ゴールデンウイークの時期に校外学習を実施し、それらの場所を全校生徒で巡っています。
まずは、事前に専攻芸術ごとに班分け。学年ごとではなく縦割りの班構成で、当日は上級生たちが1年生をリードして行動します。また同時に「写真コンクール」が開催され、3つのテーマに沿って班ごとに写真を撮り、後日展覧会をします。
今年訪問したのは、「秋篠寺」と「平城宮跡」です。「秋篠寺」には「伎芸天」という天女の像があり、これは芸術・芸能の守護神であるため、生徒たちは芸術活動の上達を願って在学中に一度はお参りをするというのが、本校の恒例行事になっています。また「平城宮跡」では、班ごとにお弁当を食べ、復元された「朱雀門」(平城宮の正門)の前で記念撮影をしたり、レクリエーションをしたりと、楽しい時間を過ごしました。
この活動を通して新入生たちは先輩との交流を深め、先輩たちは1年生たちをリードする経験を積み、また学校周辺の歴史的遺産を知って、とても充実した一日を過ごすことができました。

秋篠寺は西暦780年頃に建立され、本堂は国宝です

外でみんなと一緒に食べるお弁当はやっぱり格別

山陵町の地名の通り、左右両側を天皇陵に挟まれた小道を進みます